荒れる相場のなかで‐短期と長期の視点から考える「生き残るための戦略」

📊日経平均と市場サイクルの研究

荒れる相場のなかで‐ 短期と長期の視点から考える 「生き残るための戦略」



最近はずいぶんと相場が荒れています。

そこで短期と長期、それぞれの視点で
「今の相場とどう向きあえば良いか」を、

私なりに整理しておきたいと思います。

◎短期的視点


短期的な視点で見た場合に、

どこが底になるかは、
正直なところ、私には全く予測がつきません。


ただリスク管理上、状況が長期化する場合は、

日経平均PBR1倍水準である
3万円付近までの下落も、

可能性としては考えておくべきだと思います。

◎長期的視点


ただ、長期的な視点でみると、
少し見え方が変わってきます。


5年後の日経平均株価が、
今の53,373円よりも上にある可能性は
かなり高いと思われる。
(個人的には70%程度)

10年後の日経平均株価が、
今の53,373円よりも上にある可能性は、
非常に高いと思われる。
(個人的には95%程度)

◎短期的視点についての考え


今回の情勢は、
まだ長引く可能性があります。

その場合、軟調な地合いが長期間続くことも
十分に考えられます。


一方で、良いニュースが出れば
明日が底になる可能性もありますし、

好転の見通しが立たなければ、
下げが続く展開もありえます。


つまり、現時点では
どちらにも振れうる局面だと考えています。

だからこそ、
可能性は広めに見ておくべきであり、

この局面で大きくレバレッジをかけるのは
とてもリスクが高いと感じます。


今考えるべきは、「儲けること」ではなく、
「生き残ること」です。

◎長期的視点の考え


ここからは、長期が前提の話になります。

日経平均BPS(1株あたり純資産)は、
3/27時点で約30,800円程度です。


そしてこの20年間、
日経平均BPSは、5年ごとに
約1.4倍で成長しています。

👉️5年後の予測BPS:
30,800円 × 1.4 = 43,120円

👉️10年後の予測BPS:
43,120円 × 1.4 = 60,360円


さらに、
この20年ほどの傾向として、

「日経平均株価」は、
BPSの約1.3倍で推移しています。

👉️5年後の「日経平均株価」の目安:
43,120円 × 1.3 = 約56,000円

👉️10年後の「日経平均株価」の目安:
60,360円 × 1.3 = 約78,000円


仮に戦争による経済減速が
1年程度続いたとしても、

5年・10年スパンで見れば、
この方向性自体は
大きくは変わらないと考えています。


※なお、現在の日経平均株価は
BPSの約1.7倍程度の水準にあります。

そのため、上記の1.3倍という前提は、
やや保守的な試算だと思われます。

◎では、個人的にどうするか


では、個人的にこの局面を
どう乗り切るかを書いてみます。


▶短期トレード


短期トレードは、大きく下振れするリスクも
十分にある局面のため、無理はしません。

上にも同じことを書きましたが、

重視するのは、「儲けること」ではなく、
「生き残ること」です。


▶長期投資(保有株をどうするか)


長期投資で保有している銘柄は
高配当株やバリュー株ですし、

10年程度は元本を使う予定がないため、
基本的には放置します。


現在の配当金の受取見込額は
年間で420万円程ありますので、

5年で2100万円、10年で4200万円程の
配当金を受け取れる予定です。


なので、配当金や優待を受け取りながら、
大きく下落した場合のみ、
利回りの低い銘柄を入れ替える程度でしょうか。


※なお、暴落で上手く回転させれば…
という考えは、「短期トレード」の分野です。



もし短期トレードをしているのであれば、
無理をする局面ではないと思います。


「まずは、生き残れ。
儲けるのはそれからだ。」

この有名な名言を、
改めて意識したい局面ではないでしょうか。

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