金利上昇で株価はなぜ下がる?|金利と株価の関係をやさしく解説
最近、金利が大きく上昇しています。
株式市場では、
「金利上昇は株に逆風」
とよく言われますが、
それは、なぜなのでしょうか。
株価は「将来の利益」を織り込んでいる
株価というのは、
今現在の財産だけではなく、
「これからこの会社は成長する」
という期待も込めて、
価値が形成されています。
つまり、株価には、
「将来獲得する利益を、今の価値に直したもの」
が含まれている、ということです。
金利が上がると、「将来の利益」の価値は下がる
たとえば、
「1年後の、1100円の利益」で考えます。
◎金利5%の場合
…「今の1047円」を、1年間5%で運用すると、
約1100円になります。
つまり、金利5%の場合、
👉️「1年後の1100円」は、
今の価値に直すと1047円、
ということです。
◎金利10%の場合
…「今の1000円」を、1年間10%で運用すると、
1100円になります。
つまり、金利10%の場合は、
👉️「1年後の1100円」は、
今の価値に直すと1000円、
ということになります。
金利が上がると株価が下がる理由
つまり、同じ「1年後の1100円」でも、
・金利5%なら、現在価値は1047円
・金利10%なら、現在価値は1000円
金利が上がることで
現在の価値に差が生じることが、
株価が下落する理由なのです。
特に、金利上昇はグロース株に逆風になる
そして、この影響は、
グロース株ほど大きくなります。
上の計算は「1年後」の1100円でしたが、
この「年数」や「金額」の変化が
大きくなればなるほど、
金利差による現在価値の変化率は、
大きくなります。
※1年後の1100円…よりも、
100年後の1億円、の方が、
金利5%の場合と10%の場合の差が、
大きくなりますよね。
(少し極端な例ですが。)
例えば…
PER100倍のグロース株というのは、
現在の利益に対して、
かなり先の未来の利益まで、
織り込んでいる状態。
金利上昇によって、
「将来の利益」が現在の価値に直されると、
株価も大きく影響を受けやすくなるのです。
今の金利上昇は、
インフレ懸念によるものです。
そしてその根底にあるのは、中東情勢。
もし問題が長期化すれば、
エネルギー価格の上昇から、
インフレが加速し、
実体経済の悪化や、
相場全体のクラッシュに
つながる可能性もあります。
おそらく、トランプ氏もその危険性は、
十分理解しているはずですが…
ここから、
どのように幕引きを図るつもりなのか。
市場は、その一点を
見つめているように思います。
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