投資家目線で見る貸借対照表のキホン│やさしい決算書の読み方
株式投資をするにあたって、
投資先の会社の
「財産の状態」や「利益の状況」が、
ある程度わかると安心ですよね。
そのためには、
やはり「決算書」を直接見るのが一番。
今回は、できるだけやさしく、
貸借対照表の基本を解説していきます。
決算書には大きく2種類ある
決算書には大きく分けて、次の2つがあります。
- ① 貸借対照表(会社の財産の状態)
- ② 損益計算書(会社の利益の状況)
今回は①の「貸借対照表」について見ていきます。
貸借対照表は左と右で考える
貸借対照表は、
大きく「左側」と「右側」に分かれています。
▶ 左側:
「資産」(会社が持っている財産)
を記載する。
▶ 右側:
「負債」(借金)と、
「純資産」(借金を返しても残る財産)
を記載する。
そして、「純資産」というのは、
「借金を返し終わっても残る財産」なので、
純資産 = 資産(持ってる財産) − 負債(借金)
となります。
👇️図にすると、こんな感じです。

純資産を計算してみる
たとえば、
- 資産(現金)1000円
- 負債(借入金)400円
だった場合、
1000円 − 400円 = 600円
この600円が「純資産」です。
「1000円の財産から、
400円の借金を返し終わったあとに
残る財産が、600円」
というイメージですね😊
純資産と株価のバランスを考える
では、この「純資産600円」の会社の株が、
1000円で売られていたら?
600円なら?300円なら?
どう感じますか?
株とは「会社の財産を持つ権利」です。
この例でいうと、
純資産が600円の会社というのは、
600円の財産が入った箱のようなもの。
その箱をいくらで買いますか?
👉️ここで重要になるのが、PBR という指標です。
PBRを計算してみる
PBR = 株価 ÷ 一株あたり純資産額
それでは、先程の「純資産が600円」の会社で、
具体的に計算しましょう。
① 株価が600円の場合は…
👉️PBR = 600円 ÷ 600円 = 1倍
…「純資産」と株価が同じなので、
PBRは1倍となります。
(600円入ってる箱が、600円で売られてる状態。)
② 株価が1000円の場合は…
👉️PBR = 1000円 ÷ 600円 = 1.66倍
…「純資産」よりも株価が高いので、
PBRは1倍を超えます。
(600円入ってる箱が、1000円で売られてる状態。)
③ 株価が300円の場合は…
👉️PBR = 300円 ÷ 600円 = 0.5倍
…「純資産」よりも株価が低いので、
PBRは1倍を下回ります。
(600円入ってる箱が、300円で売られてる状態。)
実際の市場では、PBR0.5倍の会社もあれば、
2倍以上の会社もあります。
これは将来への期待や成長性によって
評価が変わるためです。
まとめ
貸借対照表は、
- 左側:資産
- 右側:負債と純資産
という構造になっています。
そして、純資産と株価のバランスを見る
指標が PBR 。
もし良かったら、ぜひ一度、
保有銘柄の”貸借対照表”を見てみてください。
その会社の「中身」が、
少しだけ、見えてくるかもしれません。
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