投資遍歴【第四章】- 無限の可能性を感じた日 –

🌱私の投資遍歴

これは、資金200万円から始まった、
ひとりの投資家の記録。

試行錯誤を繰り返しながら
やがて1億円へと辿り着くまでの、
相場の軌跡である。


投資遍歴 【第四章】
– 無限の可能性を感じた日


2005年に株を始めて以来、

私を囲んでいたのは、
ずっと冬の景色だった。


ライブドアショック、
リーマンショック、大震災。

世界が冷えきってしまうような、
そんな時代。


資金は減り続け、
希望は足音もなく遠ざかったが…

完全に相場から
離れる事はなかった。


細く弱い糸につなげられながら、

「何かが変わるかもしれない」
と感じた日の事を、忘れられずにいた。


…そんな私に、

ようやく“春”が訪れる。


2012年 市場に大きな風が吹く


この年の秋頃だっただろうか。

政権が自民党へと
移り変わったその時、



株式市場に、
大きな風が吹いた気がした。


大型株も、小型株も、

まるで長い眠りから
目覚めたように息を吹き返し・・


板の厚みが増え、出来高が溢れ、

ニュースが熱を帯びはじめる。


その頃からだろうか。
人々の口から、


「アベノミクス」

という言葉を、
次第に聞くようになり始めていた。



ただ…私の心は、
まだ冬の感覚を引きずっていた。



急激な上昇に、
付いていくことが出来ない。

乗り遅れたくないのに、
足がすくむ。


長い下げ相場を
くぐってきた者にとって、


急な明るさほど、怖いものはなかった。


2013年 激動の上昇相場


2013年は、仕事の忙しさもあり、

1月から3月は、
ほとんどノートレードだった。


そしてようやく手が空いた4月。

当時盛り上がっていた
ゲーム関連銘柄やバイオ関連銘柄を、


軽い気持ちで買ってみたのだが…


それが・・

信じられないほど上昇した。


前日にストップ高付近で買っても、
翌朝にはまたストップ高気配。


そのような状況が、

一週間も続く。


画面越しに見えているのは
株価なのに、


まるで、

“熱気”そのものが、
押し寄せてくるようだった。


「これが、上げ相場……?」


長い冬の暗闇のあとに見えた
“光”は、眩しすぎて、

まともに前をみることすら
できない雰囲気だった。


急浮上


結果的に資金は、

4月だけで、 +109万円

5月は、 +321万円

となり、


この年の初めに
220万円しかなかった資金は、

たった2カ月で、

3倍近くまで、膨れ上がった。


2005年から2012年までの7年間、

冬の時代には
ほとんど増えなかった資金が、


急に、溢れだすように、増えていった。


ーーー


※ガンホーの当時の月足。
1年で170円→16,330円までの上昇を見せた。

ガンホー 当時の月足


急降下


だが、

上昇相場がかけてくれた
“魔法”の効果は、


想像していたよりも、
ずっと短かった。



5月に相場は、

いったんの天井を迎える。


それを境に、
市場は音を立てて、崩れていった。


初めて経験する
”本格的な上昇相場”のあと、

勝った理由も、負けた理由も、
明確ではなかった私は、


その後の相場での判断が雑になり、

徐々に利益を溶かしていってしまう。


2013年5月に
一時的に700万円を超えた資金は、


年末には、480万円にまで
縮んでしまっていた。


無限の可能性を感じた日


それでも…
この年は“始まり”だった。


振り返ってみると、

この年に得ることが出来た
一番大きなものは、


「お金」ではなく、

本当に得難い「経験」だった。


初めて「資金が増える感覚」を知り、
相場が息を吹き返す“匂い”を感じ取れた。

逃げ方を覚えていたことが幸いし、
致命傷を負わずに済んだ。


そして、


相場が持つ”無限の可能性”を、
本当の意味で、知ることが出来た。


ーーー


2013年は、

資金を倍以上にすることができた
“転機の年” だった。


長い冬の終わりに、
ようやく吹いたひとすじの追い風。

その風が、
これから続く物語の扉を押し開けた。



―― 続きはまた、次章で。


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