【期待値】って、なあに?— 「確率通り」だった場合の成果のお話

🎯期待値で整えるトレード思考

期待値って、なあに?

—「確率通り」だった場合の成果のお話

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投資の世界では時々出てくる
「期待値」という言葉。

トレードが安定している人は、
無意識にこの「期待値」について、
頭のどこかで考えています。

今回は、この【期待値】について、
お話をしてみたいと思います。

本質はとてもシンプル

【期待値】の考え方の
本質はとてもわかりやすいものです。


“確率通り”に進んだら、どれくらい儲かるか?

ただ、それだけなんです。


それでは、「じゃんけんゲーム」を使って、
【期待値】の感覚をつかんでみましょう。


じゃんけんゲームをやってみます

あなたが参加するゲームは、
こんな内容です。

・参加費:▲1,500円

・勝てば:+6,000円

・あいこ、負け: 0円


このゲーム、どうでしょうか?

皆さんなら、参加してみたいですか?

【期待値】を計算してみると…

じゃんけんの勝率は 3分の1。

つまり…


▶1回あたりの、見込める収入は

6,000円 × 1/3 = 2,000円

▶1回あたりの、費用は

参加費用の1,500円

▶1回あたりの期待値は、

2,000円 − 1,500円 = +500円


このゲームは、

長く続ければ続けるほど、
「1回あたり平均500円ずつ増えていく」

ということになります。


この、
1回あたり+500円というのが、【期待値】です。


※もちろん、
「毎回500円増える」わけではありません。
長く続けた場合の「平均」のお話です

つまりこのゲームは、

「やれるだけやる」というのが
正しい選択肢となります。


◎計算が苦手な方は、
こう考えてもOK👇

▶3回やれば、平均して1回勝てるので
「3回セット」で考える。

(勝ち、あいこ、負け、と考えると…)

・もらえるお金 → 6,000円

・払うお金 → 1,500円 × 3回=4,500円

・差し引き +1,500円

だから、
1回あたり +500円。


条件が変わると、どうなる?

ではこの場合に、

それぞれの
「条件が変わるとどうなるか」と、

「トレードに当てはめてみた場合」を、
少し考えてみましょう


▶勝ったときにもらえるお金が
6,000円→4,500円になると、
「期待値」はゼロになる。

(利益を上手く伸ばせないと…?)


▶参加費用が
1,500円→2,000円になると、
【期待値】はゼロになる。

(ポジション取りが雑だったり、
損切りが遅れると…?)


▶勝率が1/3から1/4になると、
【期待値】はゼロになる。

(トレードが雑で
勝率があまりにも悪いと…?)


このように、前提条件が変わると、

【期待値】の計算も、
少しずつ変わってしまいます。

振り返って考えてみよう

株のトレードにおいて、

大切なのは、負けてしまったときに、


この負けは、
【期待値】プラスの前提条件を
満たしていたか?

これを振り返って考えることが大切です。


(具体的には…)


自分のしたトレードが、
どういう「想定」だったのか。

・ 勝つときは、どの程度の額?
・ 損切りの場合は、どの程度の額?
・ 勝率は、だいたいどのくらい?


こういったことを
振り返って考えてみます。


もちろん、
相場の世界は複雑ですから、

【期待値】の
完璧な計算は難しいのですが、


それを少し「意識してみる」だけでも、

次の勝ちにつながる
近道になると、私は思います。

次回は、もう少し掘り下げて…

【期待値】の基本的な考え方は、
このような感じです。

少し長くなりましたので、

▶ 確率はブレる(偏る)というお話

▶ でも回数が増えると収束するというお話

▶ 期待値はプラスでも、
 全部勝ちにはならないというお話

この辺りについて、

また次回に
お話していきたいと思います


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