「資産バリュー株」ってなあに?-安くて中身がある企業を探そう

💰バリュー株の考え方

「資産バリュー株」ってなあに? -安くて中身がある企業を探そう

先日「バリュー株」について記事を書きましたが、今回はその続きです。


バリュー株には
「資産バリュー株」「収益バリュー株」など、
色々な種類がありますが、

今回はその中の、
「資産バリュー株」について書きますね。

「資産バリュー株」とは

資産バリュー株とは、

①会社の「換金しやすい財産」

その会社の株を全部買う「時価総額」


→①と②を比べてみて、

「①換金しやすい財産」の方が、
「②時価総額」よりも大きい銘柄のことです。


換金しやすい財産 > 時価総額

ということですね

換金しやすい財産とは

企業が持っている資産のうち、

「現金」や「売掛金」、「貸付金」、
「在庫」、「有価証券」、「土地」といった、

「お金に換えやすい資産」

ここから、
「負債」(借金)の全部を、引いた額。

それが
「換金しやすい財産」と呼ばれるものです。


※ただ、「有価証券」や「土地」は
売ろうと思えば売れるけれど、

実際には事業のために持っているものなので、
(売る目的で持ってるわけではない)

8掛けにするなど、
ちょっと割り引いて考えるのが一般的です。


時価総額とは

一方、「時価総額」というのは、

「株価 × 発行済株式数」

で計算されます。


つまり、

「その会社の株を
今の株価で全部買ったらいくら?」


という金額です。

1,000円の現金が入っている箱が500円で売っている状態

ここで面白いのが、

「換金しやすい資産」から「借金」を全部返しても
まだお金が余るのに、

「会社全体の値段」(時価総額)はそれより安い!

そんな会社があるんです。


例えるなら、

「1000円の現金」が入っている箱が
「500円」で売っているようなもの。

入ってるのは「現金」です。
ちいかわの人形ではありません(笑)


これは、「買ってしまえ!」って
思いますよね。


だからこういった会社は、
「TOB(株式公開買い付け)」の対象に
なりやすいです。

昨年だと、協栄産業(6973)が
まさにそのパターンでした。

この銘柄は私も持っていたので、
少しだけいい思いをさせてもらいました。



バリュー株って、
「安い=お得」と思われがちですが、

その“安さ”の理由を
きっちりと見極めることが大切です。


…次回では、もう少し具体的な例を出して
解説したいと思います。


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